Authentic Finnish Sauna Experience(本物のフィンランド・サウナ体験)は、あらゆる感覚器にはたらきかける、包括的な体験のことです。だからこそ、世界最高峰のサウナ体験を生み出すためには、ある客観的な判断基準が必要となるのです。

わたしたちサウナ・フロム・フィンランド協会では、いくつもの異なるサウナ体験やサービス、顧客の現場体験を何年にも渡って調査し、一体なにがサウナでの体験を、豊かで忘れられないハイクオリティなものにするのか、解明しようとしてきました。その成果として、入浴前、入浴中、入浴後の一連の良質なサウナ体験を裏付ける、8項目にわたるAuthentic Finnish Sauna Experienceの中心価値を提唱しています。

この中心価値は、さまざまなサウナ体験を①アーバン・サウナ ②ネイチャー&ガーデン・サウナ ③スパ・サウナ ④ユニーク・サウナという4つのシーンに分類し、そのうえで判断基準を定義しています。判断基準は、世界最高峰のサウナ体験のために、サウナ施設のサービスをどのように引き上げてゆけばよいかという指針を示します。この判断基準を満たすサウナ体験を提供する施設には、当協会よりAuthentic Finnish Sauna Experience Quality Certificate(「本物のフィンランド・サウナ体験」のクオリティ保証)を与えます。詳しくはこちら(英語)でお読みください。
あなたの提供するサウナ体験には、以下に列挙する「中心価値」が宿っているでしょうか?

1. 本物であること

フィンランド・サウナ体験には真正性が問われます。フィンランド・サウナならではの工法に沿っているかどうか、あるいはフィンランド製の部材や装置が使われているかどうか。炎、石、サウナストーブ、水、そしてロウリュ(ストーブの上の焼け石に水をかけて発生させる蒸気)、あらゆる要素がフィンランド・サウナ体験を作り上げます。

本物であるということは、そのサウナが古く伝統的でなければいけない、ということではありません。本物のフィンランド・サウナ体験はモダンで流行に乗ったサウナでも可能ですし、伝統は、新たなサウナ体験を導く独創的なサウナにおいても留めることができるはずです。

2. あらゆる知覚の尊重

フィンランド・サウナ体験は、視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚という五感を駆使した包括的な体験です。それぞれの知覚がサウナ浴における重要な要素であり、その相互作用によって忘れられないサウナ体験を生み出すのです。

人はみなそれぞれに違ったサウナ体験を好みますが、ハイクオリティなサウナ体験は、あらゆる好みやニーズを満たしてくれます。サウナの中で白樺の香りを楽しみたい人もいれば、サウナ後の飲み食べを重視する人もいます。誰もにとって可能な限りリラックスできるサウナ浴となるよう、それぞれの感覚器を満足させるためのバランスを生み出すことが大切なのです。

3. 「今ここ」という感覚とリラクゼーション

サウナ浴中に得られる「今ここにいる」という感覚とリラクゼーションは、時間や心配ごと、自分を取り巻く世界のことを忘れさせてくれます。だからこそサウナ体験は、静かで、穏やかで、心地よくストレス値を下げられるものであるべきです。リラックスとは、つかの間立ち止まって自分自身と対話し、精神バランスをとることなのです。

サウナ浴の前には携帯をしまい、すぐ目の前の瞬間に集中しましょう。サウナ・トリートメントやウィスキング、サウナ・ヨガによって自分自身にご褒美を与え、今この瞬間に意識を傾け、そして思考の移ろいを放棄してみましょう。

4. ウェルビーイングと健康

フィンランド・サウナ体験は体と心の両方に良い効果をもたらします。なによりも、サウナ浴は自分自身を気遣う行為です。サウナは、科学的にもさまざまな健康効果が認められており、この上なく健康的なライフスタイルの一部なのです。

ウェルビーイングや健康を促進するサウナ体験の創出には、さまざまな側面があります。まずは、その体験が安全かつ清潔であることです。適切に換気や断熱のはたらく正しい工法で建てられ、かつそれらの部材は高品質であるべきです。

また重要なのは、おのおのが身体のシグナルを感知しながら行なうサウナ浴によってこそ健康効果が得られる、と強調することです。サウナはその実践メソッドにこだわるのではなく、バランスを重視すべきなのです。

5. コントラスト

サウナ体験は、どのように日常生活から切り離されたものになりうるでしょうか。サウナ体験におけるコントラストの創出は、入浴者に何かしらユニークで特別な新しい体験を提供するということです。日常とのコントラストは、サービスに付加価値をもたらし、競合にも差異をつけます。日常生活では叶わない特別な体験をしたり、ポジティブな驚きを得られたときに、顧客はそのサウナ体験を記憶にとどめてリピートする、ということが、わたちたちの調査でも明らかになっています。

ストーリー性、日常とのインタラクション、細部に渡るユニークさが、サウナ体験を際立たせます。サウナベンチが広々としていること、サウナ後に美しくパッケージされたコスメが提供されることもそうですし、スタッフがフレンドリーでサービスが万人に行き届いていることも、そうです。

求めるコントラストは、もちろん人によって異なります。サウナによく行く人は、初めてそのサウナを訪れる人以上に何かしら独自性を求めているものです。

6. 清潔さ

心から楽しめるサウナ体験には、清潔で衛生的であることが不可欠です。更衣室、シャワールーム、サウナ、クールダウンの場の空気が、どこも新鮮で芳しいこと。異臭や目立つ汚れは不快感を与えるだけでなく、安全性も失います。滑った床には転倒のリスクがありますし、サウナの壁のカビは入浴者の気管に入り込んでしまいます。

顧客の大多数が、サウナに入るときに清潔さがもっとも気になってしまうと語っているのも頷けます。たとえサウナがモダンでハイクオリティであっても、衛生レベルが低いとすべての体験を台無しにしてしまうのです。湿気はバクテリアの格好の生息環境ですしね。

サウナ周りを常に清潔に保ち、利用の合間には空間を乾燥させましょう。入浴者には、土埃の侵入を防ぐため、更衣室に上る前に靴を脱ぐよう促します。サウナマットの利用や、入浴前やプールへの入水の前にシャワーを浴びることも忘れてはいけません。

7. 安全性

サウナ体験は、安全であってこそ成し遂げられます。安全なサウナ環境は、入浴者がすぐそれに気づくということはありませんが、シャワー中に滑ったり、うっかりサウナストーブに触れてやけどを負うようなことがあっては、体験が台無しになるどころか、サウナ浴そのものに対する印象も損なわれます。サウナ体験において安全性を確保することは、何に気をつけるべきかさえ知れば、難しいことではありません。

入浴者には、安全なサウナ体験についてきちんと指導をしましょう(ただし、「これをするな」という言い方は入浴者の恐怖を煽るだけで好意的でないので、「こうしましょう」と訴えるのが望ましいです)。定期的にサウナ周辺のメンテナンスを行い、損傷箇所がないかチェックしましょう。サウナ室への手すりや安全柵の設置も大切です。また、滑りにくい素材の選定や摩擦力をあげるプラスチックマットの利用で、滑転のリスクを避けましょう。

8. 責任を持つこと

本物のフィンランド・サウナ体験には、責任が伴うものです。サウナ体験には、経済的、環境的、社会的な影響がつきまといます。フィンランド・サウナ体験は自然に対して害があってはならないし、誰もがサウナ浴を楽しめるようでないといけません。

エコロジカルなサウナ体験とは、エネルギー消費を抑え、自然資源や素材を賢く利用することです。経済的にサスティナブルなサウナ体験とは、地産地消を意識したサービスを重視し、さまざまな経営者たちの間で協調的に支え合われることで成り立ちます。サウナ経営者は、セラピストたちをサウナに雇って入浴者に施術サービスをお願いすることで、そのセラピストたちの生計にも貢献できます。社会的責任を負ったサウナ体験とは、入浴者の性別、肩書、能力を問わない、万人に向けたサウナ体験のことです。

 

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